第3回旅行(1994-1995)①

旅行

台湾→ベトナム→カンボジア→ベトナム→中国→ネパール→タイ→台湾→日本

いよいよ台湾を離れ、再びアジアの旅に出ます。まずはベトナム・ホーチミン(サイゴン)に飛びますインドシナ半島を見て、できたらチベットを通ってネパールに行きネパールで協力隊員している友人を訪ねたいと思っています。

ベトナム

ホーチミン

タンソンニャット空港からタクシーで安宿街のファングーラオ・ストリートへ。初めてのベトナム、まずはホーチミン市内・近郊を観光。シン・カフェのツアーも利用します。

カオダイ教寺院

カオダイ教。儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教、何でもありの感。

クチの地下トンネル

地下トンネル。暑いよー、狭いよー、苦しいよー。で、地上に出たら戦車の残骸。

サイゴン大教会

メコンデルタ(ミト・カントー)

台湾を出たばかりなので、ちょっぴり中華世界が懐かしくなって、ホーチミンのチョロン(チャイナタウン)のカフェでだらだら過ごします。甘いベトナム式ミルクコーヒーを飲み、一緒についてくる濃いお茶を飲みながら、華字新聞を読んでバインミーを食べたりしました。何だか、落ち着きますね。映画館にも行ったのですが、香港か韓国の時代劇もので中国語と英語の字幕付き、さらに舞台袖の演題にいる人がマイクで何か(ベトナム語)しゃべっています。これって、弁士か?とりあえずわかる中国語の字幕を追いかけましたが、脳内混乱。すごい世界でした。

初ベトナムの印象
  • ファングーラオ通りは未舗装かと思うぐらいボコボコで雨が降るとあちこちぬかるんで、サンダルで歩くと泥まみれに。
  • (台湾の弁当に飽きていた私にとって)ベトナムの食べ物は目新しく、辛くないし、いい感じ。
  • 前乗りの三輪自転車タクシー「シクロ」も、リキシャやトゥクトゥクとは違う新鮮さ。目の前が景色で移動していく感じ、運ちゃんと話すには後ろを向かないと。面白い。
  • 子供の頃にニュースで見聞きしたベトナム戦争。今、その地にいるんだなあ。感慨深い。

カンボジア

ベトナム・ホーチミンから陸路バスに乗って国境のモクバイを通り、カンボジア・プノンペンへ。バスは京都市バスのお古で、降りるボタンを押したくなりましたよ。プノンペンでだらだらした後、アンコールワットのあるシエムリアップ目指して、片道ツアーに参加。郊外までトラックに乗り、川岸から船(木造スピードボート?長いプロペラスクリューを水中に斜めにぶっ刺すタイプ)に乗り換えます。川からトンレサップ湖に入りますが、たまにポルポト派残党が岸から鉄砲を撃ってくるとのことで、指示があったら船底に伏せるというスリル満点、命がけですわい。同行のフランス人男2人はフランスパンにパテを塗って楽しそうでした。

何とかシエムリアップに着いて、しばし休息。アンコールワットのツアーも入場料もバカ高い+1日では見終わらないので、費用を考えてしまいます。1日目は個人で入場料払って見ましたが、次の日はレンタルのスーパーカブで迂回して侵入ただを試みます。しかし2人乗りで(一緒に移動してた大柄な日本人を後ろに乗せて)パンクするわ、見張りに見つかり「まだ地雷が埋まっているから、死んでも知らんぞ」と叱られるわ、シャレになりません。だはは。

アンコールワット・アンコールトム

何とかアンコールワット観光をして、再びトンレサップ湖を通ってプノンペンに戻ります。

トンレサップ湖・水上家屋

プノンペン・王宮

ツールスレン博物館、キリングフィールド

ポルポト派に虐殺された人々の冥福を祈ります。

まだ内戦の爪痕が残り、観光開発なんてまだまだという感じでしたが、庶民の気持ちは前向きでした。

プノンペンから再びベトナムに入り、北上します。

②へ続く

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